2020年04月13日

文法のつまづきポイント 難敵「助動詞」を使いこなす!(22)


各助動詞の基本的な意味は把握していても、婉曲用法としての過去形would、could、mightや、be abletoなど助動詞的なフレーズも加わると、それぞれに微妙なニュアンスや使い方があるため、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。英語学習者にとって、助動詞を適切に使い分けるのは難問の一つです。そこで今回のシリーズは、ぜひ押さえておきたい「助動詞の勘所」を、クイズ形式で確認していきます。

Q22
日本語に合うように空所に助動詞(句)を入れなさい。

She asked whether she ( ) give him a call.
彼女は「彼に電話しましょうか」とたずねた。

■解答■
should

▼解説▼
話法の転換に伴う時制の一致に関する問題だ。まず、直接話法の文を考えてみよう。「…しましょうか」はShallI...? であるから、「彼に電話しましょうか」はShall I givhim a call?となります。全体としてはShe said, “ Shall I givehim a call? ”という形で表されます。これを間接話法に転換すればいいのだが、主節の動詞がaskedになるので、whether 節の中の時制は強制的に過去になる(時制の一致)。shall の過去形はshould なので、whether以下はshe should give him a callとなるのです。

2020年04月08日

文法のつまづきポイント 難敵「助動詞」を使いこなす!(20)


各助動詞の基本的な意味は把握していても、婉曲用法としての過去形would、could、mightや、be able toなど助動詞的なフレーズも加わると、それぞれに微妙なニュアンスや使い方があるため、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。英語学習者にとって、助動詞を適切に使い分けるのは難問の一つです。そこで今回のシリーズは、ぜひ押さえておきたい「助動詞の勘所」を、クイズ形式で確認していきます。

Q20
日本語に訳しなさい。

Don’t let him get drunk−he will brag for hours
about how great his son is.
(                      )

■解答■
彼を酔わせちゃダメだよ。酔うといつも何時間も息子の自慢話をするからね。

▼解説▼
「自慢するだろう」という単なる「未来」の訳ではNG。このwillは、現在における習性や傾向などを示している。「主語が繰り返し行う行動」「主語の性質や特徴」について描写するときに使う表現である。ことわざのBoys will be boys.のwillも同じ用法で、「男の子というのは、しょせんは男の子なのだ」「男はそんなもんだから、仕方がない」という意味である。

2020年04月06日

文法のつまづきポイント 難敵「助動詞」を使いこなす!(19)


各助動詞の基本的な意味は把握していても、婉曲用法としての過去形would、could、mightや、be abletoなど助動詞的なフレーズも加わると、それぞれに微妙なニュアンスや使い方があるため、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。英語学習者にとって、助動詞を適切に使い分けるのは難問の一つです。そこで今回のシリーズは、ぜひ押さえておきたい「助動詞の勘所」を、クイズ形式で確認していきます。

Q19
空所に適切な助動詞(句)を入れなさい。

A: Do you know what you have done?
B: This ( ) never happen again. I promise.
A: なんてことをしてくれたんだ!
B: このようなことが二度と起きないようにします。約束します。

■解答■
will

▼解説▼
直訳すると、「これは、二度と起こらないだろう」ということになるが、実はwillによって、「話者の意志」が込められていることに注意が必要だ。「話者の意志によって、これが二度と起きないようにする」→「私はこのようなことは二度と起こしません」という意味になる。letを用いて書き換えれば、I will never let this happen again.となる。

2020年04月03日

文法のつまづきポイント 難敵「助動詞」を使いこなす!(18)


各助動詞の基本的な意味は把握していても、婉曲用法としての過去形would、could、mightや、be abletoなど助動詞的なフレーズも加わると、それぞれに微妙なニュアンスや使い方があるため、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。英語学習者にとって、助動詞を適切に使い分けるのは難問の一つです。そこで今回のシリーズは、ぜひ押さえておきたい「助動詞の勘所」を、クイズ形式で確認していきます。

Q18
日本語に訳しなさい。

She might have already moved to Osaka by the
end of June.
( )

■解答■
彼女は、6月末までには、すでに大阪に引っ越してしまっているかもしれない。

▼解説▼
I have an upset stomach. I might have eaten something bad.(おなかの調子が悪い。何か悪いものでも食べたのかもしれない)のように、〈might have 過去分詞〉は通常、「…したかもしれない」「…だったかもしれない」という、「過去の出来事に関する推量」の表現である。しかし、by the end of Juneという「期限」があることから、この文は「未来の出来事に関する推量」であると判断できる。未来完了の〈will have 過去分詞〉に推量の意味を込めたいが、助動詞を二つ重ねて〈× might will have 過去分詞〉のように言うことはできないので、この形が使われているのだ。

2020年04月01日

文法のつまづきポイント 難敵「助動詞」を使いこなす!(17)


各助動詞の基本的な意味は把握していても、婉曲用法としての過去形would、could、mightや、be abletoなど助動詞的なフレーズも加わると、それぞれに微妙なニュアンスや使い方があるため、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。英語学習者にとって、助動詞を適切に使い分けるのは難問の一つです。そこで今回のシリーズは、ぜひ押さえておきたい「助動詞の勘所」を、クイズ形式で確認していきます。

Q17
日本語に合うように空所に助動詞(句)を入れなさい。

You ( ) want to update the software to the
latest version.
そのソフトウエアは、最新版にアップデートした方がいいか
もしれません。

■解答■
might

▼解説▼
直訳すると「あなたはそのソフトウエアを、最新版にアップデートしたいかもしれません」となるが、You might want to...は「…してはいかがでしょうか」「…した方がいいかもしれませんよ」のような、「提案」「依頼」の表現である。「もしかしたら…なさりたいかもしれませんね」というニュアンスで、押し付けがましくない提案ができるので、顧客や上司などに対して使う表現として活用できる。

2020年03月30日

文法のつまづきポイント 難敵「助動詞」を使いこなす!(16)


各助動詞の基本的な意味は把握していても、婉曲用法としての過去形would、could、mightや、be abletoなど助動詞的なフレーズも加わると、それぞれに微妙なニュアンスや使い方があるため、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。英語学習者にとって、助動詞を適切に使い分けるのは難問の一つです。そこで今回のシリーズは、ぜひ押さえておきたい「助動詞の勘所」を、クイズ形式で確認していきます。

Q16
どちらが自然な英文か考えなさい。
1. May you go to his party tomorrow night?
2. Are you likely to go to his party tomorrow
night?
あなたは、明日の夜の彼のパーティーには行きそうな感じ
ですか。

■解答■
2

▼解説▼
「可能性」を示すmayは、通例、疑問文で用いることはほとんどない。そのため、「あなたは…しそうですか」という意味で、May you...?という形を用いるのは不自然。その代用として、Are you likely to...?や、Do you think you’ll...?などの表現を用いる必要がある。May you...という語順は、いわゆる「祈願文」を想起させる。May you and your loved ones be blessed with joy, love, peace and happiness.(あなたとあなたの愛する人々が喜び、愛、平和、幸福に恵まれますように)のような時候の挨拶などでよく目にする。

2020年03月27日

文法のつまづきポイント 難敵「助動詞」を使いこなす!(15)


各助動詞の基本的な意味は把握していても、婉曲用法としての過去形would、could、mightや、be abletoなど助動詞的なフレーズも加わると、それぞれに微妙なニュアンスや使い方があるため、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。英語学習者にとって、助動詞を適切に使い分けるのは難問の一つです。そこで今回のシリーズは、ぜひ押さえておきたい「助動詞の勘所」を、クイズ形式で確認していきます。

Q15
日本語に訳しなさい。
You could have told me you were changing jobs.
( )

■解答■
転職するつもりだったのなら、私にそう言ってくれればよかったのに。

▼解説▼
could have 過去分詞〉は「…することができたのに、しなかった」という意味を表す。そこから、この例文のように、「…することができたのに、しなかったのはひどい!」「…してくれればよかったのに!」のように、「非難」のニュアンスの表現として使われることがある。また、〈could have 過去分詞〉は、“ Why didn’t he show up for the meeting?” “He could have forgotten about it. ”(「なぜ彼は打ち合わせに来なかったんですか」「忘れてしまっていたのかもしれないね」)のように、〈may have 過去分詞〉、〈might have 過去分詞〉と同様に、「もしかしたら…したのかもしれない」という意味も表すことができる。

2020年03月25日

文法のつまづきポイント 難敵「助動詞」を使いこなす!(14)


各助動詞の基本的な意味は把握していても、婉曲用法としての過去形would、could、mightや、be abletoなど助動詞的なフレーズも加わると、それぞれに微妙なニュアンスや使い方があるため、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。英語学習者にとって、助動詞を適切に使い分けるのは難問の一つです。そこで今回のシリーズは、ぜひ押さえておきたい「助動詞の勘所」を、クイズ形式で確認していきます。

Q14
正しい文に直しなさい。
You can speak French in a few months.
→( )

■解答■
You will be able to speak French in a few months.(あなたは数カ月のうちにフランス語をしゃべれるようになりますよ)

▼解説▼
未来における可能性、つまり「…できるようになるだろう」という意味を表すには、can 単体ではNGだ。×will canのように助動詞を二つ重ねて用いることはできないので、beable toを使い、will be able toという形にする。ただし、“ Can I see you this afternoon? ” “ I’m a bit busy today, but I can see you on Friday. ”(「今日の午後、会えますか」「今日はちょっと忙しいのですが、金曜日なら会えますよ」)のように、「未来に関することを今決める」という場合はcan単体でOK。

2020年03月23日

文法のつまづきポイント 難敵「助動詞」を使いこなす!(13)


各助動詞の基本的な意味は把握していても、婉曲用法としての過去形would、could、mightや、be abletoなど助動詞的なフレーズも加わると、それぞれに微妙なニュアンスや使い方があるため、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。英語学習者にとって、助動詞を適切に使い分けるのは難問の一つです。そこで今回のシリーズは、ぜひ押さえておきたい「助動詞の勘所」を、クイズ形式で確認していきます。

Q13
1と2の意味の違いを説明しなさい。
1. I have to go home early today.
2. I need to go home early today.

■解答■
1は「帰りたくないが、帰らなければならない」という気持ちが入ることもあるが、2は単に「帰らなければならない(状況だ)」と述べている。

▼解説▼
have toとneed toのニュアンスの違いには注意が必要だ。have toは、「本当はしたくないが、やむを得ない事情があるため、そうしなければならない」という場合にも用いる。これに対して、need toは客観的な事情から、単に「そうしなければならない状況だ」という意味になる。たとえば、I have to go and see my brother today.は、「(本当は兄弟に会いたくないのに)会わなければならない」といったニュアンスにもなるので、場合によっては「兄弟に会いたくない事情でもあるのだろうか」と訝しがられてしまう恐れがある。その含みを避けたい場合には、need toを使うのが無難だ。

2020年03月20日

文法のつまづきポイント 難敵「助動詞」を使いこなす!(12)


各助動詞の基本的な意味は把握していても、婉曲用法としての過去形would、could、mightや、be abletoなど助動詞的なフレーズも加わると、それぞれに微妙なニュアンスや使い方があるため、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。英語学習者にとって、助動詞を適切に使い分けるのは難問の一つです。そこで今回のシリーズは、ぜひ押さえておきたい「助動詞の勘所」を、クイズ形式で確認していきます。

Q12
空所に適切な助動詞(句)を入れなさい。
A: You look exhausted.
B: I( ) work overtime last night.
A: すごく疲れているみたいね。
B: 昨日の夜、残業しなければならなかったからね。

■解答■
had to

▼解説▼
「…しなければならない」というと、mustとhave toが思い浮かぶと思うが、mustには過去形がない。must は、古英語のmōtan の過去形であるmōste が語源だからだ。そのため、「…しなければならなかった」という意味を表すときには、have toの過去形のhad toを用いる。なお、must の過去形の代用としては、had to 以外に、was [were] required toも使われる。As his sole legalheir, she was required to pay her late father’s debt.(唯一の法定相続人として、彼女には亡父の負債を支払う義務があった)