2017年10月25日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(23)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● スポーツの英語 ●
go to bat for
〜を援助する

◆解説◆
この bat は「バットで打つ」「打席に立つ」という意味の動詞。元は「〜に代わって打席に立つ」、つまり「〜の代打を引き受ける」ということですが、「〜を助ける、援助する」という意味の表現としてよく使います。

◆例文◆
A: You seem a bit stressed.
B: Yeah. Someone made a big mistake at work, and my supervisor tried to blame me.
A: Oh, no. It wasn't your fault, was it?
B: No, it wasn't. Luckily, the division manager went to bat for me, so I didn't get blamed.
A: 少しストレスがたまってるみたいね。
B: うん。仕事で誰かが大きなヘマをやらかしたんだけど、上司が僕のせいにしようとしたんだ。
A: それはひどい。あなたのせいじゃなかったんでしょ?
B: うん、僕のせいじゃない。幸い、部長が助け船を出してくれたから、おとがめを受けずに済んだけどね。

2017年10月23日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(22)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● スポーツの英語 ●
The ball's in your court.
次は君の番だ

◆解説◆
テニスや卓球などでラリーをしていて、「今はボールがそちらのコートにある」という状態を指しています。「今度はそちらが打ち返す番だ」ということから、「今度はそちらが何か行動をすべきだ」という意味になります。

◆例文◆
A: How did the date go last night?
B: Pretty good. She texted me this morning and said she wants to meet again.
A: Well, what are you waiting for? The ball's in your court.
B: You're right. I'll invite her to the concert on Friday.
A: ゆうべのデートはどうだったの?
B: なかなかよかったよ。今朝彼女がメールをくれたんだけど、また会いたいってさ。
A: じゃあ何をぐずぐずしてるの? 今度はあなたが行動する番でしょ?
B: そうだね。金曜日のコンサートに誘ってみるよ。

2017年10月20日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(21)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● スポーツの英語 ●
step up to the plate
物事に進んで取り組む

◆解説◆
この plate は「皿」ではなく、home plate「ホームベース」のこと。「バッターが打つ気満々でバッターボックスに入る」というのが本来の意味ですが、一般に「積極的に取り組む」という意味でも使われています。

◆例文◆
A: Working overtime again? You've been busy lately.
B: Yeah. I volunteered to help with Ian's project when he got sick.
A: Don't forget to take care of your own health, though.
B: I know, but someone had to step up to the plate.
A: また残業? 最近忙しいのね。
B: うん。イアンが病気になってから、彼のプロジェクトの手伝いを買って出たからね。
A: でも、自分の健康に気をつけることも忘れないでね。
B: わかってるさ、でも誰かがやらなきゃいけなかったんだ。

2017年10月18日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(20)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● ギャンブルやカードゲームの英語 ●
sweeten the pot
賭け金を上げる、(報酬などに)色をつける

◆解説◆
pot とは、ポーカーで「全てのプレーヤーが賭けた金」を指し、sweeten は、そこに「チップを足して賭け金を上げる」ことを意味します。ここから、「(取引などで)金銭的魅力を高める」あるいは「報酬を良くする」といった意味で使われるようになりました。

◆例文◆
A: So, you finally quit your job, huh?
B: Yeah, even though they offered me a raise to stay.
A: That didn't tempt you?
B: No. They even offered more vacation time to sweeten the pot, but I was just sick of working there.
A: で、ついに仕事をやめたんだね。
B: ええ。引き留めようとして、会社は給料アップを申し出てきたけどね。
A: それにはそそられなかった?
B: うん。休暇を増やすという好条件まで提示されたけど、あそこで働くのがとにかくもう嫌になったの。

2017年10月16日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(19)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● ギャンブルやカードゲームの英語 ●
go for broke
イチかバチかやってみる

◆解説◆
broke は「無一文の」という意味であり、go for broke は「有り金を全部賭けて、最後の勝負に出る」という意味です。「イチかバチかの大勝負に出る」または単に「全力を出す」という意味で、日常会話でもよく使われる表現です。go for all or nothing も、ほぼ同じ意味の表現です。

◆例文◆
A: I heard you're starting your own business.
B: That's right. Things weren't working out with my old job.
A: I see. But isn't it risky?
B: It is, but I've decided to just go for broke.
A: 起業したところなんだってね。
B: そうなの。前の仕事はうまくいってなかったから。
A: なるほど。でもリスキーじゃない?
B: そうね、でもイチかバチかやってみることにしたの。

2017年10月13日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(18)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● ギャンブルやカードゲームの英語 ●
lay one's cards on the table
すべてをさらけ出す

◆解説◆
「自分の持っているカードを卓上に並べてみせる」こと。一般に、「手の内を明かす」「腹を割って話す」という意味で使われています。show[tip] one's hand という表現も、ほぼ同じ意味になります。

◆例文◆
A: How are you going with the loan payments?
B: Well, I still owe a lot, but I had a meeting with the bank manager yesterday.
A: How did it go?
B: I laid my cards on the table, and we came up with a payment plan I can afford.
A: ローンの返済はどうなってるの?
B: うん、まだかなり残ってるんだけど、昨日、銀行の支店長と会って話してきてね。
A: どうだったの?
B: 正直に事情を打ち明けて、なんとかやりくりできる返済プランを立てることができたよ。

2017年10月11日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(17)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● ギャンブルやカードゲームの英語 ●
follow suit
先例に倣う

◆解説◆
suit とは、トランプの「組(スペード、ハート、ダイヤ、クラブ)」のいずれかのことで、follow suit とは、前の人が出したのと同じ組のカードを出すことです。転じて、「人のまねをする」「前例に従う」という意味で使われます。

◆例文◆
A: Is that a new phone?
B: Yeah. I just got it yesterday.
A: It seems like everyone I know is upgrading their phone.
B: Well, in my case, my friends all upgraded, and I just kind of followed suit.
A: それ、新しいケータイ?
B: うん。昨日買ったばかりなんだ。
A: 知り合いがみんなケータイをアップグレードしているみたい。
B: まあ、僕の場合、友達がみんなアップグレードしたから、それに倣った感じかな。

2017年10月09日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(16)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● ギャンブルやカードゲームの英語 ●
an ace in the hole
最後の切り札、奥の手

◆解説◆
もともとはスタッドポーカーの用語。ここでの in the hole とは「伏せてある」という意味で、「最後まで伏せた状態で相手に見せていない最強のカード」ということ。そこから転じて、「最後まで隠し持っている強力な手段」という意味で使われます。ちなみに、trump という語も「トランプの切り札」「奥の手」という意味で使われます。日本語の「トランプ」は playing cards が正しい表現です。

◆例文◆
A: I heard you just graduated. Are you looking for a job now?
B: Yes. I've managed to get some interviews on the strength of my grades, but my father's business connections are my ace in the hole.
A: Lucky for you.
B: I'll try to get ahead on my own first, but it's good to have a backup plan.
A: こないだ卒業したんだってね。今、仕事を探してるところ?
B: うん。自分の成績でなんとか数社は面接までこぎ着けたけど、父の仕事上のコネが、最後の切り札なんだ。
A: それはラッキーね。
B: まずは自力で先に進むことを目指すけど、安全策はあったほうがいいだろう。

2017年10月06日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(15)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● シェイクスピアの英語 ●
You've got to be cruel to be kind.
冷たくしなければ相手のためにならない
(出典:『ハムレット』 第三幕 第四場)

◆解説◆
「冷たくしなければ、親切にはならない」という、まるで謎かけのような言葉ですが、「心を鬼にして冷たくする」「良かれと思って厳しく接する」という意味を表しています。これと似た表現に、tough love(厳しい愛、愛のむち)があります。

◆例文◆
A: How's your new employee?
B: She makes a lot of mistakes, but that's just 'cause she's nervous. I feel bad correcting her.
A: Well, she has to learn. If you don't set her straight, she'll struggle in future jobs too.
B: I guess you're right. Sometimes, you've got to be cruel to be kind.
A: 新人社員はどう?
B: 間違いが多いんだけど、それは単に緊張してるせいなんだ。だから、間違いを正すのも気の毒でさ。
A: でも、彼女も学ばなきゃ。あなたが正してあげないと、彼女はこの先も仕事で苦労することになるわよ。
B: そうだね。時には心を鬼にしてやらなきゃいけないこともあるよね。

2017年10月04日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(14)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● シェイクスピアの英語 ●
too much of a good thing
いいものがありすぎて困る状態
(出典:『お気に召すまま』 第四幕 第一場)

◆解説◆
直訳すると「いいもの・ことが多すぎる(という状態)」となり、たとえいいものでも多すぎると困る、つまり「ありがた迷惑」「過ぎたるは及ばざるがごとし」に近いニュアンスです。原典では、Can one desire too much of a good thing? というせりふで登場し、「いいものを多すぎるくらい望むなんてありうるだろうか」、つまり「いいものはいくらあっても困らない」という意味で使われています。

◆例文◆
A: Oh, no―if I'd known other people were buying chocolate for your birthday, I would've got you something different.
B: Don't worry about it. I'll eat it all eventually.
A: But there are so many boxes.
B: Well, you can't have too much of a good thing!
A: ああ、なんだ。君の誕生日プレゼントにみんなチョコを買うって知っていたら、別のものにしたのに。
B: ご心配なく。そのうち全部食べちゃうから。
A: でも、こんなにたくさんあるじゃないか。
B: いいものはいくらあっても困らないのよ。