2020年10月26日

「類義語」の迷いを一気に解消!(47)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

【総集編15】

29.「〜の上に」 on vs. over

◆解説◆
on も over も「〜の上に」という意味の前置詞ですが、 きちんと違いを
理解して使い分けられているでしょうか。on は「接触」を表し、over は
「接触していない」状態を表します。

………………………………………………………………………………………

30.「結局」 after all vs. in the end

◆解説◆
after all は文末で使われ、「結局のところ」という意味を表します。結
果に至るまでに不安な気持ちがあった場合や、期待に反した場合などに用
いられるのが通例。ちなみに文頭で使われるときには、「そもそも」など
前文への理由や補足などを示す表現にもなります。 in the end は、単に
「結論」や「結果」を導くフレーズで、「最終的には」という意味です。
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「類義語」の迷いを一気に解消!(47)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

【総集編15】

29.「〜の上に」 on vs. over

◆解説◆
on も over も「〜の上に」という意味の前置詞ですが、 きちんと違いを
理解して使い分けられているでしょうか。on は「接触」を表し、over は
「接触していない」状態を表します。

………………………………………………………………………………………

30.「結局」 after all vs. in the end

◆解説◆
after all は文末で使われ、「結局のところ」という意味を表します。結
果に至るまでに不安な気持ちがあった場合や、期待に反した場合などに用
いられるのが通例。ちなみに文頭で使われるときには、「そもそも」など
前文への理由や補足などを示す表現にもなります。 in the end は、単に
「結論」や「結果」を導くフレーズで、「最終的には」という意味です。
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「類義語」の迷いを一気に解消!(46)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

【総集編14】

27.「最近」 nowadays vs. recently

◆解説◆
どちらも「最近」「近頃」の意味で、現在進行形や現在形の文では入れ替
え可能な場合もあります。 nowadays は recently より口語的で、「昔は
違った、昔はよかった」というニュアンスを含む内容とは好相性。また、
比較的「ゆるやかな変化」や「昔とのかなりの違い」について使われるこ
とが多いのも特徴です。 ビジネスやフォーマルな文章では、recently が
より適しています。

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28.「特別に」 especially vs. specially

◆解説◆
意味もスペルも似ていますが、しっかり使い分けましょう。specially は
「(ある特定の用途・目的に合わせて)特別に」という意味なのに対し、
especially はひとつの人物・機会・状況などに言及して、 「(同種の中
でも)特に」「(いつもより)特に」という意味を表します。
posted by 朝日出版社 at 12:39| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「類義語」の迷いを一気に解消!(45)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

【総集編13】

25.「バカな」 foolish vs. stupid

◆解説◆
foolish も stupid も「バカな」と訳せますが、その性質は異なります。
foolish は wise(賢明な)の反義語で、 衝動的で愚かな判断や、思慮に
欠ける行為を表すときに用います。 stupid にも「賢明でない、思慮に欠
けた」の意味はありますが、foolish との違いは主にその「愚かさの度合
い・重大さ」で、 stupid の方が程度が甚だしく、より深刻な結果につな
がりかねません。さらに、stupid が表現するのは、「知性や常識の欠如」
「物事の理解力不足」などにも及びます。

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26.「約〜」 around vs. nearly

◆解説◆
「約〜」とひと言で言っても、その内容ははっきりと区別されるので注意
しましょう。例えば、around 3,800 meters の場合、正確な数字は 3,776
meters の可能性も、3,820 meters の可能性もあります。しかし、nearly
には、「もう少しで」のニュアンスがあるため、nearly 3,800 というと、
「3800にもう少しで届く」が超えてはいないことがわかります。富士
山の標高は3776メートルなので、B は nearly となります。「約〜」
の意味の around は前置詞です。
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「類義語」の迷いを一気に解消!(44)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

【総集編12】

23.「十分な」 adequate vs. enough

◆解説◆
「量・ボリューム」について述べるときは enough が使われます。これに
対して、adequate は「量的に十分」ということを表す場合もありますが、
それよりも、ものの「質」が「満足のいく」ことを表す場合が多いです。

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24.「普通の」 normal vs. ordinary

◆解説◆
normal は、反対語の abnormal「異常な」から考えるとイメージがつかみ
やすいです。「異常でない」ということなので、「正常な」「標準的な」
の意味。 go back / return to normal で「正常な状態に戻る」となりま
す。一方、 ordinary の「普通」は「平凡な」「ありふれた」に近く、修
飾されるものの性質が「一般的な範囲から逸脱していない」ことを表しま
す。
posted by 朝日出版社 at 12:01| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「類義語」の迷いを一気に解消!(43)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

【総集編11】

21.「すべての」 entire vs. whole

◆解説◆
whole も entire も「全体の」という意味ですが、ニュアンスが異なりま
す。 a whole chicken(チキン丸ごとひとつ)のように、その「(欠けた
ところのない)形」を強調したいときに使われるのが whole で、 「もれ
なくすべての」という包括的であることを表すのが entire です。

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22.「おしゃれな」 fashionable vs. stylish

◆解説◆
名詞の fashion が「流行」の意味であることから、 fashionable は「流
行に乗った」なので、個性的な「おしゃれ」ではなく「流行」に焦点があ
てられる表現。反対に、stylish の方は流行しているかどうかではなく、
「センスのよさが感じられる」ということ。
posted by 朝日出版社 at 11:58| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「類義語」の迷いを一気に解消!(40)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

【総集編8】

15.「契約」 agreement vs. contract

◆解説◆
「違反した場合は損害賠償責任を負う」のように、公式文書によって交わ
されたとわかる契約には contract がふさわしいです。 We are going to
enter into an agreement with that company.(わが社はあの会社と契約
を結ぶ)のように、agreement も公的な取り決めについて使うことができ
ますが、夫婦間の約束などの「法的拘束力がない個人の契約」を表すとき
に自然なのは agreement です。

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16.「景色」 scenery vs. view

◆解説◆
どちらもたいてい「美しい景色」を表す表現ですが、 view は「ある場所
から見える美しい風景」で、場所を変えれば変化する「(自分の)目に映
る景色」というイメージ。 scenery はより客観的な景観のことで、 view
よりも広範囲を指して使われることも多いです。
posted by 朝日出版社 at 11:55| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「類義語」の迷いを一気に解消!(39)


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【総集編7】

13.「目標」 goal vs. objective

◆解説◆
My goal is to learn a foreign language. (私の目標は外国語を習得す
ることです)という文を例にとると、 goal は「どの言語なのか」「達成
度」「期限」といった具体的な目標がなくても成立します。それに対し、
objective は、set an objective(目標を設定する)と言った場合、 set
a goal より具体的で数値的な達成すべき目標を設定するイメージ。 goal
を決めた後の次のステップが objective を設定することだと言えます。

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14.「証拠」 evidence vs. proof

◆解説◆
proof が「ある事柄が事実である証拠」という意味なのに対し、evidence
に当たる「状況」や「情報」は「ある事柄が事実であることを示すもの」
であっても、決定的なものとは言えません。
posted by 朝日出版社 at 11:51| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「類義語」の迷いを一気に解消!(38)


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【総集編6】

11.「問題」 issue vs. problem

◆解説◆
issue には、さまざまな考え方がある「取り組まなくてはならない課題」
「議論されるべき問題」というニュアンスがあります。一方、「解決され
なければならない(厄介な)問題」については problem を使うのが適切。

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12.「返答」 answer vs. reply

◆解説◆
質問や問題に対する「解答」以外に、電話やインターホン、呼びかけなど
へのとっさの答えにも使えるのが answer。 一方、reply は「きちんと考
えて出す返答」というイメージ。メールや手紙、相手からのフォーマルな
問いかけなどへの「返事」に対して使われます。
posted by 朝日出版社 at 11:50| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「類義語」の迷いを一気に解消!(37)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

【総集編5】

9.「終わらせる」 end vs. finish

◆解説◆
finish には「途中でも無理やり終わらせる」のではなく、 「(限られた量
の仕事などを)最後までやりきる」というイメージがあり、「報告書の作成
を終わらせる」なら finish を使うのが自然です。end の方は「(少し強引
にでも)切り上げる」「不本意ながら途中で終わらせる」という含みがある
言葉なので、「(関係などを)断ち切る」という意味でもよく使われます。

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10.「提案」 proposal vs. suggestion

◆解説◆
友人や知人などにお薦めするレストランや子育てのコツ、転職活動のやり
方といった「比較的規模の小さい事柄の提案」に対して用いられるのが、
suggestion。一方、「合併の提案」のように、「フォーマルで比較的規模
の大きい事柄の提案」に用いられるのが proposal です。
posted by 朝日出版社 at 11:49| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「類義語」の迷いを一気に解消!(36)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

【総集編4】

7.「禁止する」 forbid vs. prohibit

◆解説◆
forbid には「個人間で取り決めた規則にのっとって行為などを禁止する」
というイメージがあり、家庭のルールに基づいて禁止する場合は、forbid
が使われます。 prohibit には「法律など公的に何かを禁止する」意味合
いがあるので、順守しなかった場合には刑罰が伴うことも多いです。

………………………………………………………………………………………

8.「理解する」 comprehend vs. understand

◆解説◆
understand の「理解」はたいてい限定的かつ具体的であり、 「この単語
の意味を理解する」は、understand the meaning of this word と表現す
るのが自然です。comprehend にもこの用法はありますが、 単に書いてあ
る内容や人から聞いたことを理解するのではなく、「なぜ人は悪事を働く
のか」のように、多面的な概念や知識を集結させて初めて「理解」できる
ような内容には comprehend が使われます。
posted by 朝日出版社 at 11:48| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「類義語」の迷いを一気に解消!(35)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

【総集編3】

5.「気にする」 care vs. mind

◆解説◆
care のコアイメージは「気にかける」で、 対象に対して「興味や関心が
ある」ことを表します。 これを否定形の I don't care. にすると、「ど
うでもいい」という無関心さを表す表現に。 一方、mind はもともと「気
にさわる」という強いマイナスイメージがある言葉なので、否定にすると
そのニュアンスが打ち消され、「構わない」「いいよ」の意味に変化しま
す。

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6.「遅らせる」 delay vs. postpone

◆解説◆
「遅れた原因」は同じでも、「どう遅れたか」が違います。日程が再設定
されたというニュアンスがあるのが postpone。 「ずるずると延びて遅れ
た」という場合は delay が使われます。 「交通機関の遅延」もこれに当
たるため、 The train is delayed.(電車が遅れています)のように言え
ます。
posted by 朝日出版社 at 11:47| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「類義語」の迷いを一気に解消!(34)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

【総集編2】

3.「集める」 collect vs. gather

◆解説◆
gather のコアイメージは、「散らばったものを1カ所に集める」。一方、
「コレクター」からわかるように、「趣味などで収集し、所有する」のは
collect です。gather baseball cards だと「野球カードをかき集める」
という意味になります。

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4.「選ぶ」 choose vs. select

◆解説◆
shut は「閉じられた状態が堅固で開かない様子」のイメージ。Shut your
mouth.で、「口をしっかり閉じろ」→「黙れ」「しゃべるな」というかな
り乱暴なひと言になります。close は単に「閉じる」という意味で最も一
般的に使われる語です。
posted by 朝日出版社 at 11:46| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「類義語」の迷いを一気に解消!(33)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

【総集編1】

1.「(映画を)見る」 see vs. watch

◆解説◆
see は「目に入ってくる」というイメージであり、大きなスクリーンの映
像が自然に目に入ってくる「映画館での映画鑑賞」は、see a movie と表
現するのが自然。一方、watch は「動きのあるものを目で追う」「じっと
見つめる」というイメージであるため、テレビやパソコンの画面を注視す
る「DVDなどでの映画鑑賞」は、watch a movie と表現します。なお、
Have you seen the movie Roman Holiday?(『ローマの休日』見たことあ
る?)のように、 映画を見たことがあるかどうかを聞くときは see を使
います。

………………………………………………………………………………………

2.「選ぶ」 choose vs. select

◆解説◆
choose には、「自分の好みや主観で選ぶ」というニュアンスがあります。
「(コピーする範囲を)選択する」のように、好みや勘が介在しない「選
択」には select が使われます。 慎重に選ぶイメージがあるのも select
です。
posted by 朝日出版社 at 11:45| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月16日

「類義語」の迷いを一気に解消!(32)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

Q. 各空所に入れるのに適切な方を選びなさい。

(32)「〜しなければならない」 have to vs. need to

A. You (have to / need to) go to medical school
  to become a doctor.
B. My roommate never cleans the kitchen, so I
always (have to / need to).
A. 医者になるには医学部に行かなければならない。
B. 僕のルームメートは全然キッチンを掃除してくれないので、
いつも僕がやらなければならないんだ。

■解答■
A. need to B. have to

★解説★
文脈によってhave toとneed toのどちらでも使える場合もあるが、使い分
けた方がいい場合もある。義務や強制ではなく、単に目標を達成するため
の要件の必要性を示して「〜しなければならない」と述べるときは、need
toが使われる。これに対して、なんらかの義務や責任によって「やらざる
を得ない」という場合は、have to が使われる。さらに、しばしば「嫌だ
けれども〜しなければならない」という含みを持つのも have to である。
posted by 朝日出版社 at 07:00| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月04日

「類義語」の迷いを一気に解消!(27)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

Q. 各空所に入れるのに適切な方を選びなさい。

(27)「最近」 nowadays vs. recently

A. (Nowadays / Recently), people rely too much on search engines to get answers.
B. Due to the shortage of human resources and increased demand, that delivery company has (nowadays / recently) raised its prices.
A. 最近は皆、何かを知りたいときに検索エンジンに頼りすぎている。
B. 人材不足とニーズの高まりを受けて、あの配送業者は最近、料金を値上げした。

■解答■
A. Nowadays B. recently

★解説★
どちらも「最近」「近頃」の意味で、現在進行形や現在形の文では入れ替え可能な場合もある。nowadays はrecentlyより口語的で、特にAのように「昔は違った、昔はよかった」というニュアンスを含む内容とは大変相性がいい。また、比較的「ゆるやかな変化」や「昔とのかなりの違い」について使われることが多いのも特徴。ビジネスやフォーマルな文章では、recentlyがより適している。
posted by 朝日出版社 at 00:00| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月02日

「類義語」の迷いを一気に解消!(26)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

Q. 各空所に入れるのに適切な方を選びなさい。

(26)「約〜」 around vs. nearly


A. I usually need (around / nearly) eight hours’ sleep to function properly the next day.
B. Mount Fuji has an elevation of ( around / nearly) 3,800 meters.
A. 翌日万全の体調でいるために、私は普段、8時間ぐらい睡眠が必要だ。
B. 富士山の標高は、ほぼ3800メートルだ。

■解答■
A. around B. nearly

★解説★
「約〜」と一言で言っても、その内容ははっきりと区別されるので注意したい。たとえば、around 3,800 metersの場合、より正確な数字は3,776 meters の可能性も、3,820metersの可能性もある。しかし、nearlyには「もう少しで」のニュアンスがあるため、nearly 3,800というと、「3800にもう少しで届く」が超えてはいないことがわかる。富士山の標高は3776メートルなので、Bはnearlyとなる。「約〜」の意味のaroundは前置詞。
posted by 朝日出版社 at 09:00| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月28日

「類義語」の迷いを一気に解消!(24)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

Q. 各空所に入れるのに適切な方を選びなさい。

(24)「普通の」 normal vs. ordinary

A. I was sick for two weeks, but I'm now back on my
(normal / ordinary)diet.
B. This is a Michelin-starred restaurant, so I don't
expect anything(normal / ordinary).
A. 2週間体調が悪かったけど、今は普通の食事に戻ってい
  ます。
B. ここはミシュランの星付きの店なので、(食事は)月並
みのものじゃないでしょう。

■解答■
A. normal B. ordinary

★解説★
normal は、反対語の abnormal「異常な」から考えるとイメージがつかみ
やすいです。「異常でない」ということなので、「正常な」「標準的な」
の意味。 go back / return to normal で「正常な状態に戻る」となりま
す。一方、 ordinary の「普通」は「平凡な」「ありふれた」に近く、修
飾されるものの性質が「一般的な範囲から逸脱していない」ことを表しま
す。
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2020年08月24日

「類義語」の迷いを一気に解消!(22)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

Q. 各空所に入れるのに適切な方を選びなさい。

(22)「おしゃれな」 fashionable vs. stylish

A. Tattoos have become(fashionable / stylish)over the past
10 years or so.
B. She has good taste in clothes. She dresses in a very
(fashionable / stylish)way.
A. タトゥーはここ10年ほどでおしゃれのひとつになっています。
B. 彼女はファッションセンスがいいね。いつもおしゃれな服
を着ていて。


■解答■
A. fashionable B. stylish

★解説★
名詞の fashion が「流行」の意味であることから、fashionable は「流
行に乗った」なので、 個性的な「おしゃれ」ではなく「流行」に焦点が
あてられる表現。 反対に、stylish の方は流行しているかどうかではな
く、「センスのよさが感じられる」ということ。 また、Lisa is always
stylish.(リサはいつもおしゃれだ)とは言えますが、 人が流行になる
ことはあり得ないので、Lisa is always fashionable. とは言えません。
posted by 朝日出版社 at 09:00| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月07日

「類義語」の迷いを一気に解消!(18)


今回のシリーズでは、各例文にふさわしい類義語を二択から選ぶようになっている。どちらの語を使うのが適切か、その理由も考えながら挑戦してみよう。ニュアンスの違いがわかれば、類義語を使い分ける際の迷いは解消されるはずだ。

Q. 各空所に入れるのに適切な方を選びなさい。

(18)「弁護士」 attorney vs. lawyer

A. My son wants to be (an attorney/a lawyer)when he grows up.
B. You should hire ( an attorney/a lawyer) to represent you in court.
A. うちの息子は、大きくなったら弁護士になりたいそうよ。
B. 法廷であなたの代理人となる弁護士を雇うべきだ。

■解答■
A. a lawyer B. an attorney

★解説★
「弁護士資格を持ち、弁護士として活動している人」を表す最も一般的な単語はlawyer だが、この定義はattorneyにも当てはまる。違いはattorneyが法廷や公的な場面で被告人の弁護などを行う人を指すのに対して、lawyerは法廷に立つ弁護士だけでなく、その他さまざまな職種の弁護士、さらには法律家全般を指して使われることがあるという点だ。
posted by 朝日出版社 at 09:00| Comment(0) | 「類義語」の迷いを 一 気に解消! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする