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各助動詞の基本的な意味は把握していても、婉曲用法としての過去形would、could、mightや、be able
toなど助動詞的なフレーズも加わると、それぞれに微妙なニュアンスや使い方があるため、思わぬ落とし穴
にはまってしまうことがあります。英語学習者にとって、助動詞を適切に使い分けるのは難問の一つです。
そこで今回のシリーズは、ぜひ押さえておきたい「助動詞の勘所」を、クイズ形式で確認していきます。
Q2
空所に入れるのに適切な方を選びなさい。
It(can/could) rain tonight, so you’d bettertake an umbrella with you.
今夜は雨になるかもしれないから、傘を持っていった方がいいよ。
■解答■
could
▼解説▼
canとcouldは、どちらも「可能性」を表すために用いられますが、canは「人や物の性質」に関する「(理論上の)可
能性」について用います。Jodi can be really annoying.(ジョディはひどくうっとうしいことがある)や It can rain for a
week straight during the wet season.(梅雨どきは、1週間ぶっ続けで雨が降ることもある)などのように、「既に知ら
れている状況や事実などから判断して、理論的にありうる」という場合に用いられます。しかし、「(特に根拠はないが)雨が降るかもしれない」など、「現実に関する単なる予想」に関してはcanを使うことはできません。こちらの意味では、couldのほか、mayやmightを用いることもできます。