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『ローマの休日』や『風と共に去りぬ』といった名作映画には、ネイティブがよく使う定番の会話表現がたくさん登場します。
このシリーズでは、決まり文句や名ゼリフを少し変えた表現まで、現代の自然な会話でも使えるものばかりをピックアップしてお届けします。
●『誰が為に鐘は鳴る』●
映画のあらすじ:
スペインの内戦に参戦したロバート・ジョーダンは、パブロがリーダーを務めるゲリラ部隊に協力を要請します。そこで、両親をファシストに殺された娘マリアと知り合い恋に落ちます。ロバートは、本来の任務である橋梁の爆破計画を実行するために、自分を犠牲にして仲間を逃がします。
◆シーン1◆
ゲリラ部隊のリーダーであるパブロと、その妻ピラーとの会話。パブロよりも「肝っ玉」が据わっているピラーに、パブロは頭が上がらない様子です。
Pablo : I should shoot you and the foreigner both.
Pilar : Try it and see what happens. Listen to me, drunkard! You understand now who commands?
パブロ: お前もこの外国人も、撃ち殺してしまおうか。
ピラー: やってみなよ。いいかい、この酔いどれめ。誰が指揮をとってるか、これでわかったかい。
ここでは「やってみなよ。そんなことをしたらどうなるかわかるだろうから」というニュアンスの、挑発の言葉として使われています。例文では、「わからないから、とりあえずやってみて」という意味で用いられています。
◆例文◆
A: Hey, what does this button do?
B: Hmm... Try pushing it and see what happens.
A: ねえ、このボタンは何?
B: うーん……。試しに押してみて。