2017年10月06日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(15)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● シェイクスピアの英語 ●
You've got to be cruel to be kind.
冷たくしなければ相手のためにならない
(出典:『ハムレット』 第三幕 第四場)

◆解説◆
「冷たくしなければ、親切にはならない」という、まるで謎かけのような言葉ですが、「心を鬼にして冷たくする」「良かれと思って厳しく接する」という意味を表しています。これと似た表現に、tough love(厳しい愛、愛のむち)があります。

◆例文◆
A: How's your new employee?
B: She makes a lot of mistakes, but that's just 'cause she's nervous. I feel bad correcting her.
A: Well, she has to learn. If you don't set her straight, she'll struggle in future jobs too.
B: I guess you're right. Sometimes, you've got to be cruel to be kind.
A: 新人社員はどう?
B: 間違いが多いんだけど、それは単に緊張してるせいなんだ。だから、間違いを正すのも気の毒でさ。
A: でも、彼女も学ばなきゃ。あなたが正してあげないと、彼女はこの先も仕事で苦労することになるわよ。
B: そうだね。時には心を鬼にしてやらなきゃいけないこともあるよね。

この記事へのコメント
会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(15)の音声データに英語の内容が入っていません。よろしくお願いします。
Posted by 英語頑張る君 at 2017年11月25日 11:15
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