2011年02月11日

間違いやすい 英語表現の落とし穴 (11)



このシリーズでは、ネイティブとの会話において誤解が生じやすい表現と、その改善法をご紹介します。
正しく伝わる英語を学んで、スマートな会話を目指しましょう♪


ジョージよりもミドリのことを愛している


( すれ違いの会話 )

A. I think my girlfriend, Midori, likes George.
僕のガールフレンドのミドリは、
  どうやらジョージのことが好きみたいだ。

B. Are you in love with her?
あなたは彼女のことを愛してるの?

A. Yes, I love Midori more than George.
もちろん、ジョージよりもミドリのことを愛してるよ。

B. You love George too?!
ジョージのことも愛してるの!?


( すれ違いの理由 )

「ジョージよりもミドリのことを愛している」という日本語も、誤解を招きやすい表現です。
「ジョージも愛しているが、それ以上にミドリのことを愛している」と受け取られたのが、
会話がかみ合わなかった理由です。
Aさんが言いたかったのは「ジョージがミドリのことを愛しているよりも、僕はミドリのことを愛している」ということです。
英語で表現する場合、than George だけだと誤解されてしまうので、I love Midori more than
George loves her.あるいは、 I love Midori more than George does.と言うべきです。
後者のほうが余計な代名詞などがなく、すっきりとしていて誤解される恐れのない言い方です。


( 適切な表現 )

A. I think my girlfriend, Midori, likes George.
 僕のガールフレンドのミドリは、
  どうやらジョージのことが好きみたいだ。

B. Are you in love with her?
  あなたは彼女のことを愛してるの?

A. Yes, I love Midori more than George does.
 もちろん、ジョージよりも僕の方がミドリのことを愛しているさ。

B. Then you should propose.
じゃあ、プロポーズしなさいよ。
posted by 朝日出版社 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 間違いやすい 英語表現の落とし穴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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