2011年02月09日

間違いやすい 英語表現の落とし穴 (10)



このシリーズでは、ネイティブとの会話において誤解が生じやすい表現と、その改善法をご紹介します。
正しく伝わる英語を学んで、スマートな会話を目指しましょう♪


日本ではよくある名前です


( すれ違いの会話 )

A. Hello, my name is John Smith.
はじめまして。ジョン・スミスと申します。

B. I'm Michiko Sato. My name is popular in Japan.
私は佐藤ミチコです。日本ではよくある名前です。

A. Oh, you're famous?
へー、あなたは有名人なんですか?

B. What?!
え!?


( すれ違いの理由 )

popular には「民間に普及している」という意味もありますが、「人気がある」というニュアンスを含みます。
会話がかみ合わなかった理由はそのためです。
The Beatles are still popular in Japan.(ビートルズはいまだに日本で人気がある)とは言えますが、
Influenza is very popularthis year. とは言えません。「人気がある」 という意味を込めたくない場合は、
common を使うとよいでしょう。
common には「好かれている」という意味はないので、
Crime is becoming more common in Japan.
(日本では、以前より犯罪が多く発生するようになってきている)のような表現が可能です。


( 適切な表現 )

A. Hello, my name is John Smith.
はじめまして。私はジョン・スミスです。

B. I'm Michiko Sato. My name is common in Japan.
佐藤ミチコです。日本ではよくある名前なんですよ。

A. Oh, so is John Smith in America.
アメリカではジョン・スミスという名前もそうです。
posted by 朝日出版社 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 間違いやすい 英語表現の落とし穴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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