2017年09月20日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(8)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● 聖書の英語 ●
fall by the wayside
(途中で)挫折する
(出典:新約聖書 マルコ伝 4章4節)

◆解説◆
And when he sowed, some seeds fell by the wayside, and the fowls came and devoured them up.「(農家が)種をまくと、一部は道端にこぼれおち、鳥が来てそれらをみんな食べてしまった」という一節があります。そこから、fall by the wayside「道端に落ちる」という表現が、「目的や願いが成就しない」という意味を表すようになっています。

◆例文◆
A: What happened to the plans for expanding the store?
B: We got to the point of talking to the builders, but then everyone got busy with the new product line.
A: Do you know when you'll be working on the expansion again?
B: Not really. It's kind of fallen by the wayside.
A: 店舗拡張の計画はどうなったの?
B: 建築業者と打ち合わせをするところまでは進んだんだけど、みんな新製品のことで忙しくなってしまって。
A: いつになったらまた拡張の件に取り掛かるの?
B: さあね。頓挫してしまったような感じだね。

2017年09月18日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(7)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● 聖書の英語 ●
There's nothing new under the sun.
この世には、まったく新しいものなどない
(出典:旧約聖書 コヘレトの言葉(伝道の書) 1章9節)

◆解説◆
「太陽の下に新しいものは何もない」と直訳できますが、「長い歴史の中では結局、今までに起こったことの繰り返ししか起こらない」ということを表しています。この1節の直前にも、What has been will be again, what has been done will be done again.「これまであったものはこれからもあり、これまでなされたきたことはまたなされるだろう」という同じ主旨の文があります。

◆例文◆
A: That politician keeps talking about his bold new ideas, but I'm not sure what to think.
B: His policies are actually very similar to things that were tried and failed in the '80s.
A: Really? I guess there's nothing new under the sun.
B: Not in politics, at least.
A: あの政治家は、自分で考えた大胆な新提案とやらについてずっと話し続けているけど、どう考えるべきかな。
B: 彼の政策は実は、80年代に試行されて失敗に終わったものの焼き直しなんだけどね。
A: そうなの? この世に新しいものなんて何もないのね。
B: 少なくとも、政治の分野においてはね。

2017年09月15日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(6)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● 聖書の英語 ●
Am I my brother's keeper?
(他人のことについて)私の知ったことではない
(出典:旧約聖書 創世記 4章9節)

◆解説◆
旧約聖書の中に、カインとアベルという兄弟の話が出てきます。カインは弟アベルを殺してしまうのですが、神に弟の居場所を聞かれたカインは、とぼけて Am I my brother's keeper?「私は弟の番人でしょうか?」と答えます。ここから、Am I my brother's keeper? は「(他人のことについて)私の知ったことではない」「私の責任ではない」という意味の表現として使われるようになりました。I am not my brother's keeper. という形でもよく使われます。また、以下の会話例にもあるように、女性を指す場合でも、brother のままで構いません(sister にしても問題ありません)。

◆例文◆
A: Dave, I need to talk to Wanda.
B: As you can see, she's not at her desk.
A: Well, where is she? When will she be back?
B: How would I know? Am I my brother's keeper?
A: デイブ、ワンダに話があるんだけど。
B: 見ての通り、彼女は席を外しているよ。
A: うーん、どこに行ったのかしら。いつ戻るの?
B: 知るわけないでしょ。僕は彼女の「番人」じゃないからね。

2017年09月13日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(5)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● 聖書の英語 ●
by the skin of one's teeth
間一髪で、辛うじて
(出典:旧約聖書 ヨブ記 19章20節)

◆解説◆
聖書には I have escaped with only the skin of my teeth.「(ヨブがあらゆる困難に遭いながら)『歯の皮』しかない状態で生き延びた」という一節があります。つまり、「ぎりぎりの極限状態で」ということで、現代英語では「間一髪で、辛うじて」という意味で使われています。

◆例文◆
A: Hi, Bill. It's Jane. I've just arrived in Chicago.
B: Jane, glad to hear it. You left so late I was worried you'd miss the flight.
A: We got lucky with the lights, and I made it by the skin of my teeth.
A: もしもし、ビル? ジェーンだけど、今シカゴに着いたところよ。
B: それはよかった、ジェーン。出るのが遅かったから、飛行機に間に合わないんじゃないかって心配してたんだ。
A: 幸運にも、信号でつかまらなかったから、間一髪で間に合ったの。

2017年09月11日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(4)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● 聖書の英語 ●
A leopard can't change its spots.
持って生まれた性質を変えることはできない
(出典:旧約聖書 エレミヤ記 13章23節)

◆解説◆
leopard(ヒョウ)は、持って生まれた斑点模様(spots)を好きに変えることはできません。それと同様に、「人が持って生まれた性格・性質は、そう簡単には変えられない」という意味で使われます。日本語の「三つ子の魂百まで」に近いフレーズですが、英語の A leopard... の方は、もっぱら短所や悪癖といったネガティブな性質について用いられます。

◆例文◆
A: It looks like we're really going to get divorced this time.
B: Oh, Jenny, what happened?
A: He cheated on me again.
B: After all his promises to be faithful? I guess a leopard can't change its spots.
A: 今度こそほんとに離婚することになりそう。
B: えっ、ジェニー、何があったの?
A: 彼がまた浮気したの。
B: あれだけしないって約束したのに? 人の性格っていうのはやっぱり変えられないものだね。

2017年09月08日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(3)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● 聖書の英語 ●
the salt of the earth
善良な人
(出典:新約聖書 マタイ伝 5章13節)

◆解説◆
キリストが弟子たちのことを the salt of the earth と呼ぶ場面があります。当時は塩自体が貴重でしたし、塩には腐敗を防ぐ効果があることから、「社会の腐敗を防ぐ貴重な存在」という意味だと解釈できます。なお、the salt of the earth を含む文のすぐ後の14節に、the light of the world「世界を照らす光」というフレーズが出てきますが、こちらも同じようなニュアンスの表現です。

◆例文◆
A: I totally forgot about the meeting with the client this morning.
B: No way! What did the client say?
A: Fortunately, Paul was there and had the presence of mind to cover for me.
B: That guy's the salt of the earth. He's helped me quite a bit too.
A: 今朝、クライアントとの打ち合わせをすっかり忘れててね。
B: うそ!? クライアントはなんだって?
A: 幸い、ポールがその場にいて、冷静に判断して、僕をカバーしてくれたんだ。
B: 彼はまさに「地の塩」ね。私も彼にはずいぶん助けてもらっているもの。

2017年09月06日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(2)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● 聖書の英語 ●
a drop in the bucket
取るに足らないもの
(出典:旧約聖書 イザヤ書 40章15節)

◆解説◆
“Surely the nations are like a drop in a bucket...”「国々は、手おけの中の一滴のようなものだ…」という一節から。日本語の「大海の一滴」に近いニュアンスで、「効果がほとんどない」「焼け石に水」という意味で使われます。ただし、最近は英語でも、a drop in the ocean という表現の方が一般的です。

◆例文◆
A: Why the long face?
B: Don't tell anyone, but I lost some money gambling.
A: I can loan you $100 if that'll help.
B: Thanks, but that's just a drop in the bucket―I'm into them for about 15 grand.
A: 浮かない顔してどうしたの?
B: 内緒の話だけど、実はギャンブルで金をすってしまって。
A: 100ドルなら貸せるわよ、足しになるなら。
B: ありがとう。でもそれだと焼け石に水なんだ―1万5000ドルぐらいつぎ込んでしまったんだ。

2017年09月04日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(1)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● 聖書の英語 ●
forbidden fruit
禁断の果実
(出典:旧約聖書 創世記 2章16〜17節)

◆解説◆
「最初の人間」であるアダムとイブは、ヘビの誘惑に負けて、禁断の「知恵の木」の実を食べてしまいます。そこから、forbidden fruit は、「手を出してはいけないもの」「禁じられている(がゆえに魅力的な)もの」という意味で使われるようになりました。

◆例文◆
A: John, you really should be careful, you know.
B: What are you talking about?
A: Everyone sees you gawking at the president's daughter.
B: Relax―I know she's forbidden fruit. And I wasn't gawking―I was admiring.
A: ジョン、あなたほんとに気をつけたほうがいいわよ。
B: 何のこと?
A: みんな見てるわよ、あなたが社長のお嬢さんをポカンと見詰めているの。
B: 落ち着いてよ。彼女が「禁断の果実」だってことはわかってるさ。それにポカンと見詰めてなんかいないよ。素敵だなあと思って見ていただけさ。

2017年09月01日

世界の今をつかむ![2016年版]英語の新語(39)



このシリーズでは、
今までにはなかった英語の新語、トレンドワードをご紹介します。うまく自身のボキャブラリーに取り入れて、表現力をアップさせましょう!

● 総集編7 若者言葉(2) ●
literally
とても、マジで
A: It's so hot I'm literally melting.
B: Well, don't melt on my sofa--I just washed the cushion covers.
A: 暑くて暑くて、マジで溶けちゃいそう。
B: でも、私のソファーの上で溶けるのはやめてよね。クッション部分のカバーを洗ったばかりだから。

whip
自動車
A: Wanna go for a ride in my new whip?
B: How? You spent all your money on that car, and now you don't even have enough left for gas.
A: 僕の新車でドライブに行かない?
B: どうやって? 車を買うのにお金を使い果たしちゃったから、もうガソリン代すら残ってないんでしょ?

on point
素晴らしい、いかした
A: You look amazing! Are you headed to Jamie's party?
B: You know it! I just got my hair and nails done, and these new heels I bought are on point!
A: キメてるね。これからジェイミーの家でパーティー?
B: もちろん、そうよ。ヘアスタイルもネイルもバッチリやってもらったし、新調したハイヒールも最高なの。

meme
インターネット・ミーム
A: These new memes Sean posted on his Web site are hilarious!
B: Did you see the one about the rapper Weak Will? That's my favorite.
A: ショーンがサイトに上げた新しいミームは最高だね。
B: その中で、ラッパーのウィーク・ウィルの(写真を使った)ミームは見た? あれが一番よかったな。