2017年10月16日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(19)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● ギャンブルやカードゲームの英語 ●
go for broke
イチかバチかやってみる

◆解説◆
broke は「無一文の」という意味であり、go for broke は「有り金を全部賭けて、最後の勝負に出る」という意味です。「イチかバチかの大勝負に出る」または単に「全力を出す」という意味で、日常会話でもよく使われる表現です。go for all or nothing も、ほぼ同じ意味の表現です。

◆例文◆
A: I heard you're starting your own business.
B: That's right. Things weren't working out with my old job.
A: I see. But isn't it risky?
B: It is, but I've decided to just go for broke.
A: 起業したところなんだってね。
B: そうなの。前の仕事はうまくいってなかったから。
A: なるほど。でもリスキーじゃない?
B: そうね、でもイチかバチかやってみることにしたの。

2017年10月13日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(18)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● ギャンブルやカードゲームの英語 ●
lay one's cards on the table
すべてをさらけ出す

◆解説◆
「自分の持っているカードを卓上に並べてみせる」こと。一般に、「手の内を明かす」「腹を割って話す」という意味で使われています。show[tip] one's hand という表現も、ほぼ同じ意味になります。

◆例文◆
A: How are you going with the loan payments?
B: Well, I still owe a lot, but I had a meeting with the bank manager yesterday.
A: How did it go?
B: I laid my cards on the table, and we came up with a payment plan I can afford.
A: ローンの返済はどうなってるの?
B: うん、まだかなり残ってるんだけど、昨日、銀行の支店長と会って話してきてね。
A: どうだったの?
B: 正直に事情を打ち明けて、なんとかやりくりできる返済プランを立てることができたよ。

2017年10月11日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(17)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● ギャンブルやカードゲームの英語 ●
follow suit
先例に倣う

◆解説◆
suit とは、トランプの「組(スペード、ハート、ダイヤ、クラブ)」のいずれかのことで、follow suit とは、前の人が出したのと同じ組のカードを出すことです。転じて、「人のまねをする」「前例に従う」という意味で使われます。

◆例文◆
A: Is that a new phone?
B: Yeah. I just got it yesterday.
A: It seems like everyone I know is upgrading their phone.
B: Well, in my case, my friends all upgraded, and I just kind of followed suit.
A: それ、新しいケータイ?
B: うん。昨日買ったばかりなんだ。
A: 知り合いがみんなケータイをアップグレードしているみたい。
B: まあ、僕の場合、友達がみんなアップグレードしたから、それに倣った感じかな。

2017年10月09日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(16)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● ギャンブルやカードゲームの英語 ●
an ace in the hole
最後の切り札、奥の手

◆解説◆
もともとはスタッドポーカーの用語。ここでの in the hole とは「伏せてある」という意味で、「最後まで伏せた状態で相手に見せていない最強のカード」ということ。そこから転じて、「最後まで隠し持っている強力な手段」という意味で使われます。ちなみに、trump という語も「トランプの切り札」「奥の手」という意味で使われます。日本語の「トランプ」は playing cards が正しい表現です。

◆例文◆
A: I heard you just graduated. Are you looking for a job now?
B: Yes. I've managed to get some interviews on the strength of my grades, but my father's business connections are my ace in the hole.
A: Lucky for you.
B: I'll try to get ahead on my own first, but it's good to have a backup plan.
A: こないだ卒業したんだってね。今、仕事を探してるところ?
B: うん。自分の成績でなんとか数社は面接までこぎ着けたけど、父の仕事上のコネが、最後の切り札なんだ。
A: それはラッキーね。
B: まずは自力で先に進むことを目指すけど、安全策はあったほうがいいだろう。

2017年10月06日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(15)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● シェイクスピアの英語 ●
You've got to be cruel to be kind.
冷たくしなければ相手のためにならない
(出典:『ハムレット』 第三幕 第四場)

◆解説◆
「冷たくしなければ、親切にはならない」という、まるで謎かけのような言葉ですが、「心を鬼にして冷たくする」「良かれと思って厳しく接する」という意味を表しています。これと似た表現に、tough love(厳しい愛、愛のむち)があります。

◆例文◆
A: How's your new employee?
B: She makes a lot of mistakes, but that's just 'cause she's nervous. I feel bad correcting her.
A: Well, she has to learn. If you don't set her straight, she'll struggle in future jobs too.
B: I guess you're right. Sometimes, you've got to be cruel to be kind.
A: 新人社員はどう?
B: 間違いが多いんだけど、それは単に緊張してるせいなんだ。だから、間違いを正すのも気の毒でさ。
A: でも、彼女も学ばなきゃ。あなたが正してあげないと、彼女はこの先も仕事で苦労することになるわよ。
B: そうだね。時には心を鬼にしてやらなきゃいけないこともあるよね。

2017年10月04日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(14)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● シェイクスピアの英語 ●
too much of a good thing
いいものがありすぎて困る状態
(出典:『お気に召すまま』 第四幕 第一場)

◆解説◆
直訳すると「いいもの・ことが多すぎる(という状態)」となり、たとえいいものでも多すぎると困る、つまり「ありがた迷惑」「過ぎたるは及ばざるがごとし」に近いニュアンスです。原典では、Can one desire too much of a good thing? というせりふで登場し、「いいものを多すぎるくらい望むなんてありうるだろうか」、つまり「いいものはいくらあっても困らない」という意味で使われています。

◆例文◆
A: Oh, no―if I'd known other people were buying chocolate for your birthday, I would've got you something different.
B: Don't worry about it. I'll eat it all eventually.
A: But there are so many boxes.
B: Well, you can't have too much of a good thing!
A: ああ、なんだ。君の誕生日プレゼントにみんなチョコを買うって知っていたら、別のものにしたのに。
B: ご心配なく。そのうち全部食べちゃうから。
A: でも、こんなにたくさんあるじゃないか。
B: いいものはいくらあっても困らないのよ。

2017年10月02日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(13)


会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(13)


このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● シェイクスピアの英語 ●
a foregone conclusion
必然的な結果
(出典:『オセロ』 第三幕 第三場)

◆解説◆
「最初から決まっていること」「避けられない事態」というニュアンスの表現です。原典では、寝言で言った内容を不貞行為の動かぬ証拠だと主張するのに使われており、元は「すでに起こってしまったこと、既成事実」といった意味合いでした。

◆例文◆
A: I heard the company's going to be bought out by ABC Enterprises.
B: Well, they're still negotiating over price.
A: But ABC's so much bigger―they can probably afford anything.
B: Right, so it's more or less a foregone conclusion.
A: 会社がABC社に買収されるらしいね。
B: そうね、まだ金額について交渉中みたいだけど。
A: でも、ABC社のほうがずっと大きいから、きっといくらでも出せるよ。
B: そうね。だから、ほぼ避けられないでしょうね。

2017年09月29日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(12)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● シェイクスピアの英語 ●
forever and a day
永遠に、延々と
(出典:『お気に召すまま』 第四幕 第一場)

◆解説◆
forever(永遠)に a day(1日)を足しても、「永遠」であることに変わりませんが、誇張法としてよく使う表現です。このような「言葉遊び」にも近いユーモラスな表現は、シェイクスピアが最も得意とするところでした。ちなみに、似たような言い回しに forever and a half があります。これは「永遠と、永遠の半分の長さを足したもの」ということで、やはりこれも「永遠」を強調した言い方です。

◆例文◆
A: You look really tired. What's up?
B: I keep getting woken up by construction near my house.
A: Still? You said the same thing months ago.
B: Yeah―it's taking them forever and a day.
A: すごく疲れてるみたいね。どうしたの?
B: 家の近所でやってる工事のせいで、寝ても起こされる状態が続いているんだ。
A: まだ? 何カ月も前に同じこと言ってたじゃない?
B: そうなんだよ。工事が永遠に終わらないんだ。

2017年09月27日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(11)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● シェイクスピアの英語 ●
as pure as the driven snow
吹きだまりの雪のように純粋な
(出典:『ハムレット』 第三幕 第一場など)

◆解説◆
この表現とまったく同じせりふは、シェイクスピアの作品には出てきません。実は、『ハムレット』『マクベス』にある as pure as snow(雪のように清廉な)と、『冬物語』にある as white as driven snow(吹きだまりの雪のように白い)が組み合わさってできた表現とされています。

◆例文◆
A: Ethel's gossiping again.
B: Yeah. Jane cheated on Mark, so she's got something new to work with.
A: She'll be talking about this for days.
B: And she's hardly as pure as the driven snow herself.
A: エセルがまたうわさ話をしているよ。
B: ええ。ジェーンがマークを裏切って浮気をしたから、新ネタを吹聴するのに忙しいというわけ。
A: あと数日はずっとこの話をし続けるぞ。
B: 自分だって清廉潔白とは程遠いのにね。

2017年09月25日

会話でキラリと光る! ネイティブの心をつかむ「テッパン」表現(10)



このシリーズでは、
聖書やシェイクスピア作品に出てくる表現など、現代英語にも残る由緒正しい「定番表現」をご紹介します。「通好み」のクラシックな表現を覚えて、英語の表現力に磨きをかけましょう!

● シェイクスピアの英語 ●
wear one's heart on one's sleeve
心の内が見える、心の内を打ち明ける
(出典:『オセロ』 第一幕 第一場)

◆解説◆
sleeve(袖)という、非常に「見えやすい」位置に heart(心)を身につけるということ。自分の本当の気持ちをさらけ出す、というニュアンスです。中世の騎士たちが、愛する女性からもらったスカーフを袖につけていたことに由来しているようです。

◆例文◆
A: Karen really seems to like you.
B: Really? I just thought she was friendly to
everyone.
A: Well, she is a very open person. She wears her heart on her sleeve.
A: カレンはほんと、あなたのことが好きみたいよ。
B: そう? 彼女は誰にでも親しげにしているものとばかり思ってた。
A: いや、彼女ってすごくオープンな人だから。心の内がはっきりわかっちゃうのよね。